平成21年度 入学式 学校長式辞

 

 本日ここに、平成二十一年度、松江総合医療専門学校入学式を挙行するに当り、一言、学校長としての式辞を申し述べます。

 先程入学を許可されました皆さん、入学おめでとう。教職員、在校生あげて新入生の皆さんを歓迎し心からお祝い申し上げます。またご臨席下さいましたご家族の皆様方、本当におめでとうございました。心からお慶び申し上げます。

 さて、新入生の皆さんは入学試験という難関を見事に突破され本校に入学されました。来週から早速オリエンテーションや授業が始まることになりますが、本校の教育課程は何れの学科とも人間の生命の尊厳に基づく、リハビリテーション医療に関わる専門職養成の実践的教育であります。最初に専門職と呼ばれたのは牧師であり、次に大学教授、医師、弁護士、更に拡大されて教師、建築士、看護師等となっております。いずれの職種も公共的使命と社会的責任をもった、非常に重要な専門職であります。最初にこのことをよくよく認識し理解しておいてください。

 ところで、本校のスローガンは「信頼を育む、技術を磨く」であります。本校の目的のひとつは、専門職としての「基礎的な技術」を学ぶことであります。医学の分野には、医療分野で使用される多くの「医学の言葉」があります。これを学ばなければ なりません。また、日進月歩、医学は進歩しています。これを理解して患者様に伝えていかねばなりません。皆さん方はこれからの二、三年間、多くのことを「学びとる」 ことが必要です。私達教職員一同、全力投球で皆さんをご支援する所存であります。「医療分野のセラピストになるという目的意識」を強くもって、がんばっていただきたいと思います。

 次に申し上げたいことは皆さん方、一人ひとりが本校での出会いを大切にし、深い友情と信頼関係を育んで頂きたいということであります。近年、医学界では「チーム医療」が益々重要になってきています。学生時代から、学科を渡るつきあいをしていただき、信頼を育んでいただきたいと思います。

 「技術と信頼」この二つを大切にして交友を深めてください。このことは学生生活のみならず、きっと皆さんの人生の宝となるものと確信しております。

どうかくれぐれも健康に留意され、勉学に励み、地域の人々から眞に信頼される 医療分野のセラピストとして大成されますことを願ってやみません。  

最後に、「初心忘るべからず、初志貫徹」という言葉をもって式辞とします。

 

平成二十一年四月四日

学校法人 澤田学園 

松江総合医療専門学校

校長 関 龍太郎